台上前転8段

シャインマスカットが好きなおたく

病は気から、沼はコココから

※この文章は2020年7月24日にnoteにて公開した文章を転載したものです

 

Snow Man単独ミリオンおめでとうございます!!!

嬉しい!!!!どれだけ凄いことなのかわかってるようでわからないでいたけど、私もジャニーズ以外は基本サブスクで聴いてる現代っ子なので、CDがこんなに売れるというのは本当に凄いことなんだろうな……

ていうか、半年で百万売れるって凄くない?ざっと180日くらいでしょ?え、1日あたり6000枚くらい売れてる事になるよね??

…ザル計算で

15秒に一枚売れてるってこと?

すごい。私が授業一コマ受けてる間に約180枚D.D.売れてたってすごいよ。怖。授業受けてる場合じゃない

いや改めてとんでもない速度で走っていくグループを好きになっちゃったもんだなぁ。

だから、というわけではないですがなんかいいきっかけかなと思ったので、ずーっと文章にまとめてみようと思っていた自己満ブログをここに書こうと思います。


SnowManの皆さんのことを好きになったきっかけについてです。いわゆる沼落ちブログ。
需要無いんじゃないかなーなんて思っていたけど、彼らに救われた人がここにも一人いたんですということを書いておきたいなと思って。



まず、私がSnow Manを知ったのがいつだったのか。これは明確に「ここ」っていうのが無い。

私は母の影響で小3の頃には既存曲ほぼ覚えた状態で嵐のLiveに行っていた、ジャニオタの英才教育を受けて育った生粋のジャニオタなんです。ガッツリ事務所担。ラウと同い年にしてジャニオタ10年選手一歩手前。

でも、Jr.に手を出した事は無かった

多分、数年前まではJr.って今よりずっと推しにくかったと思う。今みたいに配信もYouTubeもIslandTVも無かったし。(…ていうかそもそもジャニーズがネットにバンバン進出するようになったのも最近の話じゃん?ちょっと前まで雑誌の表紙とか全部かまいたちだったよね??)

とにかく入り口が狭かったと思う。私はJr.=バックの子たちという印象しか無かった。

そんなわけで、Jr.の事は何人か…それこそスクール革命出てる高地くんと、強火大野担の林くんくらいしか知らなかった。だからこそ、一昨年とかその前から「なんか最近Jr.の露出増えてるなすげーなー…」とは思ってて。テレビにも出るし、YouTube始めたらしいし。その中でSnowManの名前も知ったんだと思います。「大きいJr.の子たち」って認識でした。Snowってつくもんだから、昔慎太郎がいたスノープリンス合唱団とごっちゃになって「え!?みんな大きくなったね!!??」なんて勘違いしてた。チガウ
それが多分、2017〜18年くらいまでの話。


2018年9月16日
その日は

「嵐のユニット曲を歌うグループがいるらしい」

「そこで大野くんの声が聞こえるらしい」

ということでいつもは見ない少クラを録画していました。(ハイハイちゃんが踊ってるのにガッツリ大野くんの声がするの若干シュールで面白かった)

そのまま少年忍者が踊っているところを一緒にぼんやり見ていて、母が徐に発した言葉。


「なんかめっちゃダンス上手い子いない?」


なんだと???と目をやってすぐに気がつく。アレや!あいつや!!!

「………脚なっっっっっっが!」

いやそれだけじゃない。何あれ誰、どこの子よ。一人明らかに頭身も動きも違うよ?????ジャニーズアイドルダンシングしてるきゃわわな男の子たちに混じってる1人だけ背の高い子、え、誰??何??なんでここにいる????
どこの世界から迷い込んだ??

とにかくその子しか目に入らなくて、最早セルフソロアングル状態。画質の悪い過去映像からバックの大野智を見つけ出す訓練を受けてきた母と、大所帯グループに推しを持つ娘がその能力をフル動員してその子にロックオン。(怖)

出てきたら見逃さないように、と待ち構えていた私たちがその日目にした名前、そう

村上真都ラウール

長い!!!表示された名前の枠が1人だけ横に長い!!!!真に都ってなんて読むの??よくわからないけどとにかく君ラウールって言うのね覚えた!!!一発で覚えた!!!!


放送が終わってから調べてみると、Jr.の彼はファンレターを一生懸命返しているそうで、ほほう…と好印象。


しかしながらその時はそれだけで、特に彼を応援しようとかいう発想にはなりませんでした。Jr.を推すって選択肢が自分には無かったし、何より受験生だった!


2019年年明けごろ
Jr.のとあるグループにメンバー増員、ということがあったらしい。

興味本位で調べてみて、親子で驚愕

「ラウール…ってさ」

「うん、多分、多分だけど私の記憶が間違って無い限り」

「「あの時の子だよね!?」」

忘れかけていたが一度覚えたら忘れるはずもなかった名前に再会してびっくり。ひょえええええええ。あの時の子じゃん!マジか私と同い年?ひょえええええええ。
とまあひとしきり驚いて、やっぱりそれでおしまい。ていうか普通に受験期真っ只中(一月)だったのでそんなこと言ってる場合じゃなかった。


時は過ぎ、春。私はめでたく高校に入学しました。

めちゃくちゃ自由な学校なので自分の趣味を隠すなんてこともなく、ジャニオタ全開!(自己紹介で既にみんな自分の推しについて言ってた。ヤバ)
ジャニオタの友達もできました。以下阿部担のAちゃんとします。彼女ともう1人の友達からよく聞く名前の一つに、SnowManがありました。


ラウールくんに関しては、TGCのランウェイが話題になっていたのを母と目にして

「えっ…?」「……垢抜けたねぇ…」「自信がついたっていうの…?表情が違う…」「同い年だって…」と2人で息を呑んだ記憶。
Ride on timeも番組自体が好きだったので録画して(マジで過去のミラクルに感謝)見ていました。

なのでこの時点で私からしSnowManは「進化が凄いラウールがいる、太鼓を叩くタッキーの後継者たち」

しかしそれだけきっかけがあっても興味を持たなかった。Aちゃんが「今日現場なの〜!!」と制服に私物の緑色のリボンをつけて学校を秒で去っていく後ろ姿を見送ってもなおSnow Manに興味を持たなかった私に声を大にして言いたい

お前はバカか

せめて話だけでもちゃんと聞いておけば…YouTubeの一本でもその時に見ていれば…もっと早くに……うう…
なんでそれくらいのこともしなかったか。それら、要領の悪い私にとって、高校での生活がクッッッッツハードだったからです。あとは、部活が楽しすぎてそのことばかり考えていたのと、コスメオタクをしていてお金もなかったので、とにかく新しい推しを作る気がありませんでした。


そんなこんなで夏。

とにかく忙しかった。
SnowManがサマパラやってたような頃、私は部活部活課題課題の毎日で、数えるくらいしか遊びに行けない生活をしてた。でも充実してたのは確か。
充実していたからこそ、音楽の日を「噂の腹筋太鼓ってこれか〜!」「真ん中の人の脚上げすげぇ!!」「なんか…デビュー組召喚の儀みたいだな…」なんて楽しんでも、zipでメキホを踊る姿を見ても(ハマったあと、ストライプ衣装を見て既視感を覚えてリアタイしていた事が判明)興味を惹かれる事がなかったのかもしれない。正直、現実だけでキャパオーバー。(音楽の日に関してはAちゃんに見てね!と言われた最推しグループだというHiHiに気を取られてたのもある。みじゅ可愛くてびっくりした。)
そんな時、スノストデビューの話を聞きます。その前から、Jr.単独ドームの話を聞いて「凄いなぁ!」と、Jr.黄金期をリアルタイムで知っている母と言ってたので、とうとう新しくデビューかぁ、と思いました。
あ〜Aちゃんが好きな子と、ラウールくんがいる所じゃん。おめでと〜程度の認識。事務所担なので、その頃(というかそのあたり数年にかけて退所だの脱退だの解散報道だの)事務所も色々あった中で、めでたいニュースが聞けて嬉しいな。ご祝儀に一枚くらいデビュー曲買うかぁなんて母と話したのは覚えてます。
しかし、まだハマらない。

正直みっちーとラウールが青春アミーゴやった事の方が興味深かった。何その新時代の幕開け感すげぇ…(小並感)って思って。

この頃の私は部活の大会に向けててんやわんやしててそれどころじゃなかった。
夏休み明け、友達におめでと〜!と言ったのはかすかに覚えてます。

どうでもいいけどこの頃まで私はSixTONESをシックストーンズと読むと信じて疑わなかった。


そして、何もないまま秋が過ぎて冬が来ました。学生の一年って超早い。秒。
冬ごろ、デビューの詳細を聞いて

SixTONESのデビュー曲YOSHIKI!!!!????SnowManはHIKARIさん!?!?!?

羨ましい!!!!

と大興奮だった。多分ここでグンと興味が湧いたんだったと思う。
YOSHIKIさんがジャニーズに楽曲提供なんて、単純に興味が湧くし。
ってか、え??HIKARIさんですよ????他のデビュー組のファンをしていたからこそめちゃくちゃ羨ましかった。sugarじゃん…Fake itじゃん…AinoArikaじゃん………良い曲に決まってるじゃん………
期待値MAXで迎えた年末のベスア。
銀髪ラウール君をしっかりと認識したのはこの日が初めてだったかも。いやぁーーーびっくりした。ハリウッド女優か???っていうのが率直な感想で、この言葉そっくりそのまま友達にLINEで送ったな。

そんなんで曲始まって感想はやっぱり

羨ましい!!!!

でしたね。めちゃくちゃかっこいいしめちゃくちゃ耳に残るじゃん誰?HIKARIさんに作ってもらおうって言った人。天才じゃん!ってか困る!!授業中ずっと頭の中ダンシングダイナマイトしてる!!やめて!!??耳に残る!!

長年ジャニオタやってるからこそデビュー曲がどれだけ今後歌われるものになるのかはよぉーーくわかっていたのでマジでめちゃくちゃ羨ましかった。硝子の少年とシンデレラガールに並ぶ羨ましさだった。

そんな感じでした。読んでたらわかるんですけどこの時点で、デビュー曲に関しては興味があっても、彼ら自身に対してはまだ興味が無かった。ラウール綺麗だなくらい。他の人は阿部ちゃんとアニオタの子とSASUKE出てた人しかわからん。

とはいえなんだかんだ、年が明けるまでは見かけたら見てたました。ジャニオタってこわい。ジャニーズみんなまとめて自分の仲間だと思ってる節がある。怖。

D.D.マジでいい曲だな、とラウールのコココが進化していく様をぼんやりと眺めつつ、少しずつ一人一人を認識していきました。ラウールのコココと言えばMステでニコッて笑ってウインクしたの見て成長速度に腰抜かした。今も昔も同い年とは思えない。

そんな頃の、まだ名前もうろ覚えのメンバーそれぞれへの印象は
佐々木蔵之介さんに似てる歌が上手いとっくり」➡︎しょっぴー
「めっちゃ元気でちっちゃい明るい髪の宮田君の友達」➡︎佐久間さん
「SASUKEで筋肉で太鼓のリーダー」➡︎照くん
「大学院卒で、尊先が翔くん」➡︎阿部ちゃん
「亀ちゃんに憧れてる人」➡︎舘様
「知念に似てる」➡︎ふっか
「元宇宙の黒髪」➡︎めめ
「関西の子」➡︎康二くん
「同い年のハーフのめちゃくちゃ脚長い踊れる美人」➡︎ラウール

この話どうでもいいんだけど知念とふっかさんってちょっと似てません??初めて見た時親子でそう思ってた。今はあんまし思わない。謎。

話を戻します。
この印象がアプデされるのが、嵐にしやがれにスノストが出た回を見た時です。
知念に似てる人はクレーンゲームが得意なダンベルで、ダンベルと筋肉の人は凄い信頼があって、シンメといえばグループ内に幼馴染みがいて、宮田君の友達はアクロバットが得意らしい。あとなんかおでこで卵割る子とリンボーダンスが得意な子がいる。

…っていうか話面白いな???


と思って、YouTubeがあるらしいと聞いて見だします。とうとう。D.D.とカップリング曲(題名の読み方がわかってなかった)のPVを見たり、D.D.のマルチアングル観賞会を見たりしてました。なるほど、阿部ちゃんはあざとい担当なのか。ソロアングルを褒められて照れるラウール可愛いな。保護したい。

しかし、Jr.チャンネルには気がつかなかった!!!バカ!気づけよ!

そんなこんなで、デビュー日が来ます。
学校に行く前に、zipに出てるスノストを見ていました。なんか「嬉しい!楽しい!大好き!」って感じにめーーーーちゃめちゃ嬉しそうなのが伝わってきて、ファンでもないのに自分もすごく嬉しくなった。今から考えるとこれって本当に凄いことだと思う。彼らには、彼らにそこまで興味が無い人にも、何かを伝える力があるってことだから。
「よかったねぇ〜」と祖母のような気持ちで学校に行き、友達をお祝いして、それが転機になりました。

昼休み、お弁当を食べていたらスマホ片手にAが

「はっ!!!?????コココガチャ阿部やん!うーーーーーわあざと!!!!」

と、スマホ片手に発狂。そこで私は疑問に思った。


「こここがちゃ???」

コココガチャ、とはなんぞや。あざとい阿部にキレる阿部担の友人曰く、2番の「ここここここここばーん!」のところで唇に指を当てる仕草をカメラに抜かれるのは誰だ…!?というワクワクドキドキなランダムなことを指すそう。え、じゃあ他の人のこともあるの??と聞くとそうだというA。

「えっっ、じゃあ岩本君もやってるの?」

ここで私がなぜ、ピンポイントで、岩本くんのコココに食いついたのかはいまだに謎。マジで永遠の謎。多分死ぬまでわからないし死んでもわからない。何の運命???

多分だけど筋肉パパだと思ってた岩本くんがコココをやる意外性に興味が湧いたとかそんなんだった気がするけど真相はわからない。○○も△△もやってるよと何人か名前を挙げられても食いついたのは岩本くんだけだった。

息を整えたAちゃんに、ああそうこれこれ、とそれぞれのコココをまとめた画像を見せられ、衝撃が走る。

「えっっっ待ってえっっ、、、ちょっと待って待ってえ………!?」

色気!!!!!!!!!!とんでもねえ色気!!!なんだこれは!!!!!!!!危険な香りがする新手の薬物?????!!!???

青っぽい照明の中少し目を細め人差し指を唇に当てる姿。長くて骨っぽい指、初めて認識した二重のライン、目に少し影を落とす前髪、その全てが

刺さった。


(Music fairのコココガチャの画像だったと後で知りました。)
かつてAに「岩本さんあのビジュアルでタピオカとチョコ好きでシルバニアファミリー集めてるんだよ〜☺️」って言われても「へぇ〜意外」くらいだったのに。「可愛いパパだな」としか思ってなかったのに。

えっっっっめっちゃ……い、い、色気……


その後、これは沼に落とせる…と確信したAにはそのコココの動画を見せられ、Aの姉経由でAに見せられた数多の画像によって見事に沼にズドン。
今から考えるとAのお姉様のセレクト天才すぎる。そして慈悲がない。ananとsodaは致命傷負わせる気しかないよ???????殺す気で来てるよ???

殺してくれてありがとう!!

というわけで1月22日、記念すべきデビューの日に一人のスノ担になりました✨

そんなこんなで帰宅後、興奮冷めやらぬままレコーダーを漁ってみるとSnowMan関連の録画が出てくる出てくる。
件のmusic fairすら録画してあった。いやマジで何で??予知?????

であの人たちやばいじゃないですか。きっかけさえあればその後はこっちのもんだと言わんばかりにギャップに次ぐギャップ、漫画でも「設定盛りすぎ」と言われそうなキャラクターや関係性に、エモすぎる歴史の数々。
二次元もかじってる人間なのでハマらない訳がなく、当時のLINEを見返すと23日の時点で母に

画像1

いやほんと軽率。でもありがとう思い切りよく沼ってくれて。

そのままの勢いで24日はスッキリを予約し、26日にはFC会員になった上で9時間生配信を視聴。

あんだけ忙しいって言ってた私が9時間配信見るって相当ですよ???映画の2時間すら長いなって思うくらいなのに。

そして皆さん仰るとおり9時間生配信が沼の底の方まで突き落としてきましてな。めめこじ愛してるゲームは「えっ、オタクの妄想具現化してない…?」と二次元にも足を突っ込んでるオタクなので大混乱し、何度D.D.踊ることになっても全力笑顔でマイナスなこと一つも言わない佐久間くんには感動の涙を流し、さくこじの気遣いに惚れ、眠るしょっぴー(5さい)を保護し、1人だけフォルムチェンジをとげる岩本さんは果てしなく恋で、ぜってぇ売れてやると言った阿部さんには震えました。その他各メンバー可愛いかっこいい凄いのオンパレードだし、階段後の佐久間さんソロD.D.に結局みんな参加するの本当好きだし、仲良いし、映ってないと思ってるところでも放送事故も起こらないってヤバくない??眠いとか疲れたとか無いの??私なら言うよ???ほんと、休み時間の度に家に帰りたいって言ってる私とは多分構成原子からして人間の作りが違う。

というわけでコココに落ちて4日ほどで既にもう沼の底。その後動画を見漁ったり、友達にいろいろ見せてもらったり、教えてもらったりして「さっき底だと思っていた場所はなんだったの?」というくらいの沈み方をしました。

みんなの頼れるママポジションだと思っていた苦労人最年長ふっかさんには、「みんな『リアコ』って言うけどちょっとわかんないな…」なんて思っていたのに、友人宅で見た18歌舞伎のメイキングで「ヴァッ…!?リアコじゃん深澤先輩…」と見事に撃たれた。
アニメが好きでいつも元気なアクロがすごい人だと思っていた佐久間さんには、その人柄に感動させられつつ、常に可愛いのにパフォーマンスではひたすらにカッコよくそして時々儚い姿に心を奪われた。
頭がめっちゃいい人だという認識しかなかった阿部ちゃんには、あざと可愛いの裏にとんでもない野心を隠し持っている事実に震え、学生として目標とする1人になった。
静かな人だな、ロイヤルってどういうこと?と思っていた宮舘さんには、「いやマジでロイヤル…」と納得した上で、たまに出るすっとこどっこいや、スカイツリーを楽しみにしてる所やボケかましてくる所が可愛くて仕方なくなった。
歌が上手い渡辺くんは、「見た目とは裏腹にとんでもないバブじゃん可愛い…」を経て、歌舞伎やライブを見て「見た目通りめちゃくちゃかっこいいじゃん…」と段階的に惚れた。
背が高くて顔がいい目黒くんは、実は結構アホの子で、なのにアイドルとして最高に頭が良くて努力家で、狙った獲物は逃さない野心家な所に尊敬しつつメンバーに向けるデレッデレの顔が大好物になった。
関西人の康二くんは、誰からも愛される優しい人で、なのにたまに見せる顔が儚くて、なんだかんだ年下3人組の中では一番お兄ちゃんな所に惹かれた。
脚が長いラウールくんは、生まれ持ったものに甘んじない努力家で、同い年とは思えないくらい強くて大人でかっこよくて、なのに逆に同い年とは思えないくらい可愛くて、人を圧倒するオーラを持っていて、辛い時に思い出す憧れの人になった。

そして、私を沼に突き落としてくれた張本人の岩本くんは、
みんなを引っ張るリーダーとしての彼は本当に頼もしくて、
鍛え上げられた体も高い身長も、「漢」と書くのがしっくりくるくらい、
お化け屋敷が苦手で、甘いものが大好きで、
私が大好きな彼の振り付けは、シルバニアファミリーを使ってフォーメーションが考えられてて、
なんて、もう、
可愛くってかっこよくて、

好きにならないわけがない。

二次元にも足を突っ込んでるからこそ余計に、キャラ構成も二次元かよってくらい完璧だし、彼らの歴史なんてそのまま漫画になったっておかしくない。Aちゃんのお姉様は6人時代からのファンの方なのでエピソードを知れば知るほど泣けてくるし今の彼らを全力で応援したいと思わされた。


彼らの呼び名はいつしか変わり、私の一週間は彼等なしでは成り立たないものになっていった。


冒頭、救われたと書いたのは、きつい毎日を頑張る理由をくれたから。
ちょうどその時期…本当にちょうど、彼らのデビューの数日前に私は体調を崩し、それまで守ってきた無欠席を守れなくなりました。四十度近い熱が出ているのにインフル判定が出なかったので出席停止にはならず、処方された風邪薬はなかなか効かず、止まらない咳と鼻水…溜まっていく課題に、落ちていく体力。今まで頑張って続けてきた勉強や運動の習慣は崩れ、学校に行く理由だった部活には出られなくなり、体も心もボロボロ。薬を飲み切っても治らないのでもう一度病院に行けば、処方箋が一枚では足りなくなるほどの薬を処方され、テストが迫っているのにろくに授業も受けられない。加えて、尊敬していた人の訃報を受けて、人生って何なんだろうな…なんて考えだしてしまって。
ラウールの表現を借りると「気がついたら涙が出てる」そんな毎日。早く復活して遅れを取り戻さなきゃ行けないのに、休んでも休んでも体調は治らない。

単純にもう、何もかもほったらかして逃げたかった。凄く、やめたかった。何もかも。遅れを取り戻さなきゃ、ってそればかり不安で辛くて苦しくて。生まれてこの方ずっと体が弱い事ももううんざりで、いっそ生まれてくるところからやり直した方がいいのかななんて。
でも、逃げなかったし辞めなかったので、私はまだ人間かつ学生を続けています。なんだかんだ楽しみながら続けられています。

それは、ジャニーズを通じて仲良くなれたAちゃんに支えられながら、SnowManという彼らの諦めなかった歴史に勇気をもらえたから。いつだって笑顔で全力で頑張り続ける彼らを見習いたいと思ったから。薬を飲んでソファに寝転びながら見た9時間生配信を見て、彼らにずっとついていきたいと思ったから。

two steps forward, one step back.

その歌詞を見て、あぁ、今は休んでもいいんだ。今は休んでても、きっと前に進めてるんだって思えたから。

それから、焦らずにしっかり休んで、2月の上旬くらいにはどうにか体調を立て直し、少しずついつも通りの生活に戻す努力をしていきました。今日も辛いなって時にはSnowManの動画を見て、今日も学校行きたくないな…でも今日はまだ体調マシな方だしって時にはラウールの言葉を思い出して「私も学校行かなきゃ」って家を出て。
彼らの一つ一つが、私にたくさんの物をくれた。やっと元気になった頃に休校で学校に行けなくなった時も、楽しみにしていた行事がほとんどなくなってしまっても、受験がどうなるのか分からなくて不安になっても、
それでも頑張ろう、って思うことができた。彼らがいたから。例え一人欠けてしまっていても、それでも私達に何かを与えようとしてくれる彼らがいたから。

例年より数ヶ月遅れて、進級した学年で学校に通うようになって、
夏休みは無くなり、名前もまだ覚えていないクラスの人と修学旅行の計画を立てる事も、遅れを取り戻す為に急ピッチで行われる授業も、増えた小テストも、正直全部キツいし全部辛いけど、挫けそうになるたび輝かしい9人が私に元気と癒しをくれる。"私も"頑張ろうって思わせてくれる。

彼らは私にとって、大好きなアイドルであると同時に、憧れの人達であり、恩人なんだと思う。

佐久間さんを見習って辛くても笑顔でいよう。
ラウちゃんを見習って学校行ってこよう。
しょっぴーを見習ってスキンケアちゃんとしよう。
舘さんを見習って料理に挑戦してみよう。
目黒を見習って自分にできる事全力でやろう。
康二くんを見習って慣れない環境でも頑張ろう。
阿部ちゃんを見習って勉強しよう。
ふっかさんを見習って、頼れる先輩になろう。
ひーくんを見習って鍛えて、体力つけて、誠実に生きよう。

重なるところがあったり、それぞれ全く違ったり、様々だけど、とにかく一人一人に尊敬できるところがあって、大好きな彼らを見るたびに自分も頑張ろうと思える。頑張れない自分が時々情けなくも思うけど、そんな事も言ってられないというくらいに、頑張ろうって思わされる。

ありがとう、Snow Man

これから、どんな景色を見せてくれるのかな。今から楽しみで仕方がありません。

どんな景色であろうとも、これからもずっとずっと、みんなが笑顔でいられますように。

気怠い朝には、マスクの下の唇にDiorのリップで色をつけて、今日も元気に行ってきます。